ワイ・クリーク ハイキング



ワイクリーク(Wye Creek)はクイーンズタウンで人気トラックの一つだ。
日帰りハイクとして登るもよし、延長すれば1日がかりの山登りとなる。





ビューポイントがあり、そこは地元の人にも人気なのだが、往復3~4時間ほどで道も整備されている。今回我々はデイハイクとしてそこを目指す。


一方で全行程を進むとレイクアルタ(リマーカブルスキー場にある湖)にたどり着く。こちらは片道8~10時間は見ておいた方がよいだろう。

フランクトンからキングストン方面へ14㎞、15分程の運転。
路上にDOCの看板があるので運転中見失わないように気を付ける。


ゲートを開け、駐車場まで運転していく。
ここまでの道はかなりの凸凹で運転スキルが試される。路上の駐車スペースを探して停めるという手もあるだろう。


駐車場。10台は停められるのではないか。



我々は10時半頃の出発。そんなに混んでもいない。
15分ほど4WDの道を歩いていく。

トイレを発見。とはいえとてもベーシックなトイレだ。ここにしかないため予め済ませておくという手もある。こから先は登山道を歩いていくことになる。



完全に日陰の中を歩いていくので初めは寒いが、急な登りということもあり、すぐに暑くなる。
いくつかレイヤーを着ていくのがよいだろう。


道中太いパイプがあり、パイプ沿いに登っていく。
30分ほど歩いていくとブナの森に入る。個人的にはこのニュージーランド固有のブナがとても好きだ。
特に森になるとからりと乾いた明るい空間を作り出す。
こちらのブナは葉が小さく、一度に紅葉しないため日本のそれとはまた違う。

森に入って少しのところで小さなダムに出る。
ここは我々のお気に入りの場所の一つである。なんともうまく言えないのだがここに来ると気持ちが落ち着く。マイナスイオン効果というやつだろうか。

この場所は特に夏の朝に来るとまた違った顔を見せる。

夏のダム辺り。朝日が後ろから射し、とても神々しい。



ここでコーヒーをまったりと飲みながら休憩。なんとも贅沢な時間である。
あたりに誰もおらずのんびりできる。

さて、ここからが問題である。ダムから先、2方向に道があるのである。
どこに行きたいか、が大切である。


レイクアルタに行きたい人、またはワイ渓谷に沿って登っていきたい人はこの”Route”に沿って進むと良い。
DoCのウェブサイトには”ダムを横切るな”と説明がありそれはこのレイクアルタに続く道を指している。

一方でビューポイントに行きたい人、ただ日帰りハイクに来た人はダムを横切る道を進むとよい。


我々はDoCのサイトのみチェックしていったため、”Route”に沿ってひたすら1時間ほど歩き続けてしまった。
「まだビューポイントにつかないのか」「もう少しだろう」という会話を何回も続け、ついに森林限界まで超えてしまった。



改めてダムに戻り、ダムを横切る道を取る。
歩き出してすぐに森を出た。


これは歩いていて楽しい。5~10分ほど歩くともうビューポイントである。





せっかくなのでこの辺りを散策してみる。
さらに進むと道は狭く、滑りやすく、またフェンスも何もないためなかなか危険である。
きちんとした登山靴をはき、道のコンディションがよいときのみ行くべきである。
一歩間違うと転落の恐れもある。

ロッククライマー。
見ているだけでめまいがする。だが上からの景色はさぞ素晴らしいものだろう。



以前フラットメイトがここにロッククライミングに来ると言っていたのを思い出した。きっとここは定番の場所なのだろう。



私はのんびりと座って景色を楽しむ方がいい。
ここからクイーンズタウンまで見ることができる。この日は風もなく、日がぽかぽかとさしていてとても心地がいい。
鳥や虫が鳴いているのが聞こえる。
ここで夕焼けや星空を眺めることができたらさぞ素晴らしいだろう。

最後はビューポイントに戻り、皆でまったりとお日様が沈んでいくのを眺める。ちらほらいた人たちももう帰り、とても静かである。


残念ながらヘッドライトを忘れたので完全な夕焼けまでは待たずに下山。
次は装備を持ってきて長くいたいものだ。




道中に見た夕焼けも大変美しい。


このワイ・クリークは私のお気に入りの場所の一つとなった。
レイクアルタまで登っていく道も試してみたいものである。

タカへとコハイ

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