クレイクリフでの寄り道

クイーンズタウンとマウントクックの間をドライブする機会があったら、ぜひおすすめしたい場所がある。
クレイクリフ(Clay Cliffs)である。
かくいう私も先日のロードトリップの際に立ち寄ってきた。

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クレイクリフはオマラマ(Omarama)とトワイゼル(Twizel)の間に位置する。
実際には国道8号線からさらにわき道に入らないといけないが、道沿いに看板があるため見つけるのは比較的容易い。

私有地のため、入場料をゲート脇にある箱に払う。
とはいえ$5という良心的な金額である。
ここからは道がかなり凸凹しているのと砂だらけなので運転中はかなり揺れ、車は砂ぼこりにまみれる。

ここからは歩道に沿って歩いていく。
この日は泥と水たまりが所々にあり靴が汚れるが、気にせず進む。

遠めに見ても迫力があり、またほかに見ない風景のため別の国に来たような気になる。
岩の形がトルコのカッパドキアみたいだという私の感想を共有したかったのだが、トルコの隣人であるブルガリア出身ピプ君はカッパドキアを知らなかったのが少し残念である。

因みにここはディズニー映画、ムーランの実写版で撮影に使われたらしい。
確かに何も編集しなくても映画に映えそうである。

この岩の間を歩いていく。

暫くすると広場のようなところに出た。背の高い岩に囲まれ、要塞のようである。

広場も斜面になっているので登ってみた。

このクレイクリフの岩と枯れた低木、茶色い台地が砂漠地帯のような雰囲気を出しており、雄大な自然を感じることができた。

だが実は、ここは初夏もとても美しい。
3年ほど前、11月に訪れたときはこの低木一面に野ばらが咲き、川沿いにはルピナスの花が満開であった。
写真を一枚も撮らなかったのが今でも悔やまれる。

とはいえいつ訪れても素晴らしい場所には変わりない。
またこの辺りを通る機会があったら是非寄りたいと思う。