ワナカにあるロイズ・ピーク(Roy’s Peak) トラック。きっともっとも有名なデイハイクのひとつだろう。
インスタグラム的な写真を撮りたい人、単に手軽に山を楽しみたい人、近くにあるから何となく登る人、と理由は様々だろうが皆”一回は行っとこう”精神である。
我が相棒ピプ君も同様である。彼はまだ行ったことがなかったしせっかく時間もあるしで登ることにした。
クイーンズタウン→ワナカの街が約1時間の運転
(クラウンレンジ経由)
町からトラックの駐車場までは10分弱。
駐車場は無料。私有地を通るため$2の通行料をトラック入り口にあるポストに入れる。
ドローンの使用も許可が必要とのことである。
トイレは登りだして3分ほどのところとビューポイントの2か所にある。
といっても紙はないベーシックなトイレなのであらかじめ町のトイレを使うといいだろう。
ひたすら急な斜面を登っていく。枯れたアザミやよくわからない花のあとがたくさん見られる。
ピプ君は「これはルピナスか⁈」と少しワクワクしてるが多分違う。
我々は晩秋に登ったためだいぶひんやりとして爽やかな登山だが、真夏に登ると影もないしかなり暑いだろう。
沢山の水、日焼け止め、帽子は欠かせない。
またむき出しの山肌をただ登るため道が単調で飽きるかもしれない。音楽を聴きながら登っている人も結構いた。
登って1時間弱ほどにある休憩スポット。唯一ベンチとテーブルがある。
コーヒーを作って飲んだがこれまた最高に気持ちがよい。
だいぶ登った、がまだまだ。曇ったり晴れたりを繰り返していて、山頂での景色を少し心配する。
標高が高くなるにつれ周りの植物もタソック、マウンテンデージー等と下で見たものとは異なってきた。
ジグザグ道を繰り返し、
何度も”この曲がり角を曲がったらもう少し”と思い、
またそれを繰り返したのち、、、
ついにビューポイントに到着。さらに天気も回復し美しい景色が広がっている。
コロナウイルスの影響で観光客が少ない今、人がたくさんおらずのんびりできるのもよいところ。
ワナカの街、トレブルコーンスキー場、マウントアスパイアリングまで見渡せる。
ここまで約3時間。ピプ君の疲れもこの景色を見てなくなったよう。
なのでここで終わらず山頂を目指すことにする。
山頂までは30分弱とすぐ目と鼻の先である。
山頂からの眺め。ビューポイントとは格段に違う壮大さ。
実は前回、時間がなくここまでこれなかったので私も初めてである。これは最後にひと頑張りする価値ある。
右の湖畔に広がっているのがワナカの街、下にうっすら見える白い道路が駐車場のあたり。
自分の足だけでこの高さまで来たんだなぁという実感がうれしい。
360度の景色を楽しむ。
ここからさらにカードローナスキー場まで続く尾根道のトラックもあるという。そちらもぜひ試してみたいものだ。
帰りはのんびり下山。晩秋ということもあり、17時半過ぎにはあたりもすっかり暗く結構冷え込む。
下りる途中に何人も軽装で登っていく人たちに会ったが、彼らが無事帰れたことを祈る。
いくら手ごろとはいえ、山歩き。基本的な装備(防寒着、ライト、水等)はしっかりと準備していくべきと思う。
因みに10月上旬~11月上旬は羊の出産シーズンに入りトラックが立ち入り禁止になる。
ロビンちゃんとマヌカの花
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